「わたしたちの山梨」
山梨県立図書館には「山梨関係資料コーナー」があって気になっていたが
山梨百名山の資料を探そうと思い
このコーナーに初めて目的を持って足を踏み入れた。
そしてこの寄贈書に出会った。

この 色分けしてある地図、市か市でないか かなーって思うが
もっと根深いやつのようだ。
いきなりガツンと食らう。


「よそとちがっています」「富士見の谷」「ぼん地をふきまくります」

強い敵にかこまれている山梨。
「ふじさん」の▲マークはぎりぎり山梨県に入っている。

女性がモモを詰めてる箱が、段ボールじゃなくて木箱。

脚立を使って女性がカゴに収穫したモモを入れてたもよう。

蚕の世話も女性の写真。

おじさんぽい人がいるが、ちょっとよくわからない。

機織りの機械を使って製造作業をする女性。

はんこ作りをする女性。

計算機製造作業も全部女性なのだが。
生活の中で、女性がやるほうが向いてたり都合のいいことがあるのだろうか。
各家庭の中はどうなっていたのか。
おばーちゃんとかが子供の面倒をみたのだろうか。
ちなみに2023年現在
「地域の仕事」は、おじさんの仕事である。
公民館に集まるのはおじさん。祭りでも組長でもおじさんが駆り出される。
祭りのあと無尽会に行くのもおじさん。

そして
この締めくくりの言葉で私は衝撃を受ける。
「西東京」
このページの前のほうにも「まずしい山梨」とかいうタイトルが出てきて
めちゃくちゃぶっ刺さったりしていたのだ。
小4でこれを食らって郷土愛を根こそぎぶった斬られたのだなと想像する。
いまのおじいちゃんくらいの人たちは。
まじか。
これでは若い人たちが出ていくに決まっている。
この本をつくった22人の校長の中で1人も「それはねえわ」と思わなかったということだ。
なるほど。そういうことか。


浅川明次さんを
試しに検索してみる…
来年、うちの小四がどのような教科書を配布されるのか注目したい。