お絵描きAIシャツ
お絵描きAIが世界に放たれてからちょっと時間がたった。
私は、できるだけ自分がイメージできないものをみたいと思った。
「イメージをテキストに変換し出力」というのがひと手間。
しかし何とかして使ってみる。
ちゃんとイメージが分解されたり無視されるようなビジュアルが
ものすごい速さで出力されるのが面白いと思った。
AIの「これまで人間の考えてきたことストック」に、
公開してない、自分がつくったものなんかを被せてみると
いい感じに破壊してくれることがある。
箱の中に絵の具玉をいれてガシャガシャ振るのに似ている。
(それでも何らか自分が知ってるような気がする「あれふう」になってしまうわけだけど)
それで、解体再構築されたものを、ながめていると
「なんかおかしな気持ち」になってくる。
そういう変な感じは大事にしたくなってそのまま固定する。
これは過去の展示作品の写真からAIで生成したものをもとに、描き起こししてみたもので
プリンターとかぐちゃぐちゃの紙とか機械の部品とかタイプライターとか色々置いてあって
ブラインドのかかった窓とか暗幕とか机とか小さい台所とか
安楽椅子とかっぽい雰囲気のものが見えてきて、
形は無いっていうか何だっていいんだけどそういう部屋、あるよね。っていう部屋です。
Tシャツにしたらいいかもしれないっておもってやってみたら
けっこういいかんじなので、いろいろ作ってくれるサイトでサンプルを注文してみた。
次は地蜘蛛の巣とか、描いてみたいけど着るのがちょっと嫌かもしれない。